未来のものづくり- 軽量化 & プライマーレス Openair-Plasma®技術

Tuesday, 09-21-2021
60 min
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昨今、SDGsや次世代自動車 (FCVやEVなどの) への関心が高まり、エネルギーの効率化と燃費の改善、排ガスの削減などは非常に重要なテーマとなっています。炭素繊維強化プラスチック(CFRP)やガラス繊維強化プラスチック(GFRP)などの複合材料は、金属材料に比べて軽い素材でありながら、高い剛性と強度を併せ持つ軽量素材のため、一般的に軽量化に適した材料と言えます。しかし複合素材のほとんどが極性を持たないため、接着が難しく接着するには表面処理が必要な材料になります。

複合材料への表面処理技術としては、従来では薬品を使った洗浄やプライマー などの揮発性有機化合物(VOC)を使用することが一般的でした。大気圧プラズマ装置Openair-Plasma®は薬剤を使用しない、環境にもクリーンなドライプロセスです。複合材料に対しても表面洗浄の効果と化学結合力を大幅に向上でき、またそれらの効果により採用された実績があります。

今回のウェビナーではネジやリベットを使用する機械的接合の代用に、接着剤で接合を可能にしたOpenair-Plasma®技術をご説明します。また、軽量化のための複合材へのアプリケーションやプライマーレス化に成功した事例などもご紹介します。

 

ウェビナーのトピック:

  • 軽量金属だけでは軽量化が実現できない実態
  • 複合材料に機械的接合を導入する時の課題
  • 機械的接合と接着接合の違い
  • Openair-Plasma®による軽量化、プライマーレスに成功した事例の紹介
  • プラズマナノコーティング技術PlasmaPlus®の紹介