車両製造における信頼性の高い構造接着 ― プライマーレスを実現するOpenair-Plasma®表面活性化
現在の車両上部構造の組立では、接着接合を広範に採用することで構造強度と接合部の耐久性を向上させ、製造コストの低減を実現しています。トラックやトレーラーなどの車両製造分野は構造用接着剤の主要な使用分野の一つであり、構造接着には非常に高い品質要求が求められます。こうした要件を満たすためには、信頼性と再現性に優れた表面前処理が不可欠です。
トラック製造では、Openair-Plasma®(オープンエアープラズマ) 処理による表面活性化により、機械的粗面化や環境負荷の高いプライマーを使用する従来の前処理を置き換えることが可能です。
車両上部構造の製造におけるOpenair-Plasma®の主な特長と利点
- クリーンな前処理工程
- 生産性の向上
- 前処理工程の完全自動化
- ISO規格に準拠したプロセスモニタリング
熱帯雨林保護に貢献 ― Openair-Plasma®によりトレーラーハウス内装への高品質樹脂代替材料の採用が可能に
トレーラーハウスやキャンピングカーの製造においても、軽量設計は重要な要件の一つであり、内装材には軽量かつ耐湿性に優れた材料が求められます。
現在でも、トレーラーハウス内装の高品質部材には、オベチェ (アユース) 材など熱帯雨林の天然木材が多く使用されています。これらの樹木は人工的な栽培が難しく、その伐採は自然生態系に大きな影響を及ぼします。
Openair-Plasma®による表面前処理により、高密度ポリウレタンフォームなどの代替材料を用いた部品製造が可能になります。家具部品に求められる外観品質を満たすため、高密度フォーム部材には高品質家具用フィルムによるラミネート加工が施されています。Openair-Plasma®を使用することで、プライマーなどの接着促進剤を用いることなく、長期にわたり安定した接着を実現できます。高密度ポリウレタン部品は優れた外観を備えるだけでなく、軽量性および耐久性においても熱帯雨林木材を上回る性能を発揮します。