Openair-Plasma®ロボットシステム

プラズマトリート社のロボットシステムは、多種多様な形状・サイズを有する部品のプラズマ処理(活性化クリーニング)、プラズマコーティング、表面硬化処理を可能とする特許取得済の回転ノズルを特徴としています。この技術は、チャンバーシステムを使用する必要がなく、製造プロセスにインラインで組み入れることができます。そのためコンポーネントを製造ラインから取り出すことなく、プラズマ処理後にそのまま加工することができます。それにより製造プロセスを簡素化・高速化し、コスト効率を大幅に高めることができます。

自動車のインストルメントパネルの処理

自動車のインストルメントパネルのような複雑な部品は、ロボットによるOpenair®プラズマシステムでインライン処理されます。プラズマ処理は、広い範囲をスイープしたり、接着剤を塗布する輪郭に正確に沿うように調整できます。

総合的なプラズマ利用に向けた全自動ソリューション

Openair-Plasma®にロボットシステムを搭載することにより、複雑な用途でも最高レベルの精度を発揮します。 Openair-Plasma®ロボットシステムは頑丈で、操作を簡単に行うことができます。それぞれの用途に合わせてノズルの構成をカスタム化することにより、サイクルの回数を増やし、プロセス速度を高めます。またOpenair-Plasma®処理は、いつでも再現可能な、非常に高いプロセス信頼性を実現しています。

乾式プラズマプロセスは非常に環境に優しい技術であり、しかも時間を節約することができます。この技術を利用すれば、従来の湿潤化学プロセスを全て省略することができ、また複雑なチャンバーシステムを使用する必要が一切ありません。

当社では、お客様との協力のもと、製造において想定されるあらゆる用途を対象とした完璧なカスタム化ソリューションを開発しています。その例の一つとして、プラズマポリマーコーティングに必要な全てのプラズマ構成部品をコンパクトに一体化したプラズマトリート社のロボットシステムが挙げられます。